コラム
無線従事者と無線機
目次
無線従事者と無線機
自動車を運転するにはその種類に応じた運転免許が必要となりますが、無線機を操作する場合にも無線従事者という免許資格が必要となります。
運転免許同様、無線機の種類等により必用となる免許の種類も変わります。
但し、全ての無線機で無線従事者資格が必要となるわけではありません。
無線従事者の資格
大まかな無線従事者資格を記載してみます。
・アマチュア無線技士
・陸上無線技術士
・航空無線通信士
・海上無線通信士
・総合無線通信士
上記資格の中でも無線機から発射する出力や操作範囲で等級が分かれています。
無線従事者の資格を新たに得るには養成課程(総務大臣指定講習・試験機関)で取得するのがよいでしょう。
無線従事者を要しない無線機・トランシーバー
無線従事者(個人資格)が無くても操作できる一般的な無線機は簡易無線機です。
最大出力は5Wで『免許局』・『登録局』を合わせると昨年末の時点で約130万台以上が稼働しています。
*免許局(無線機の免許を受けるタイプ)登録局(無線機を登録するタイプ)共に個人資格は不要です。
現在、発売されている簡易無線機はデジタル方式でクリアな音質と優れた秘話機能を
持ち、無線機本体の免許申請・登録だけで利用できるので幅広い職種で採用されています。
まとめ
企業や学校等で利用される無線機の多くは簡易無線機です。個人資格が不要で無線機の免許申請・登録だけで利用できるので導入しやすい種類の無線機になっています。
但し、無線機に割り当てられている周波数は共用なのでルールを守り運用することが大切になります。
関連記事
