IP無線を使ってみました。【J-mobile Z06R】
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IP無線を使ってみました。【J-mobile Z06R】
今回は、J-mobile製の最新IP無線機のZ06Rを実際に利用しテストをしてみましたのでご紹介していきます。
一般的なIP無線はIP無線間での通信になりますがJ-mobileのIP無線システムは
パソコンをIP無線端末として設定でき音声と映像・画像の通信が行えるとのことなのでIP無線端末間ではなくIP無線に端末化したパソコンとの通信を行ってみました。
映像はパソコンだけではなくIP端末子機間でも共有が可能できます。
通信は①埼玉県桶川市荒川河川敷と②東京都杉並区荻窪の間で行いました。
通信機器は①Z06R(IP無線:埼玉県荒川河川敷)とパソコンは(Win10 Dispatcherソフトをインストール済:杉並事務所)で通信位置と通信機器は下記の通りです。
IP無線機の通信エリアは日本全国なので距離を記載してもあまり意味はありませんが
参考までにテスト位置を記載いたしました。
パソコン(Dispatcherアプリ)との音声通信画面
IP無線端末(Z06R)から音声を送信しパソコンで受信をすると音声はパソコンから出力され画面 右側には送信してきた端末のステータスが表示されます。細かな設定や表示ができるようですが今回はデフォルト設定です。
パソコンから音声を送信する場合にはカーソルを移動して呼び出したい番号を選択し
『PUSH TO TaLK』ボタンを同じくカーソルで押してしゃべるとIP端末に送信できました。今回は個別通信でしたがグループ通信も当然可能です。
映像通信
映像を送信しながら通話をしてみました。映像(動画)を送信する場合には送信ボタンを
押しながら動画と音声を送る設定とボタンを離しても動画を送り続ける設定があり簡単に切り替えることができます。映像(動画)は他の端末でも共有できるので災害時の被害状況を多くの端末で共有することができます。パソコンからも音声動画を送信できました。
ノートパソコンのカメラがその機能を担います。
パソコンの画面サイズの関係で動画が1つしか表示されていませんが最大10個の動画チャンネルを表示させることが可能です。Dispatcherアプリには通信を行った日付や時間
端末番号が記録され音声・動画も保存されるので後で確認することも可能です。
チャット機能も持っているようで画像を添付してLINEのようなやりとりが可能とのことでしたが時間の関係でテストはしませんでした。
GIS【位置情報】
位置情報を確認できました。ASPタイプなので専用パソコンや地図ソフトを用意する必要もありません。位置情報や軌跡がサーバー上に保存されますので日付や端末番号を条件として検索もできました。表示もGoogle Mapを利用しているので航空写真での表示も可能でした。直感的に位置を判断する場合にはとても良い機能です。
まとめ
多くのIP無線は音声が中心ですがJ-mobileの製品は動画:画像の送信が可能です。
Dispatcherは情報統括に役に立つソフトで社内LANやWI-FI、高層階や地下でもネット環境があれば利用できます。IP無線なので免許は当然不要です。
簡単にシステムを構築できますので興味のある方は是非、当社までご連絡ください。