トランシーバーの機能
目次
トランシーバーの機能と特徴
最近のトランシーバーにはいくつかの機能が追加されています。全てのトランシーバーに
その機能がついているわけではありませんが、その一部をご紹介いたします。
防塵と防水レベル
防塵と防水レベルはIP規格で表示されています。
先頭の数字は防塵レベル・後尾の数字は防水レベルになります。
IP67であれば防塵の侵入を完全に防止・一定の時間水圧で水中にあっても水が浸入しない。というレベルになります。使用環境に応じてトランシーバーを選択しましょう。
ノイズキャンセル機能
騒音が激しい場所でトランシーバーを使うと周りの音も同時に送信してしまいます。受信した側は周りの音と音声を聞き分けられず通信の内容を把握できません。ノイズキャンセル機能は独立したノイズキャンセル用マイクや内臓のソフトで処理され受け側でも音声を最適された形で聞くことができるので激しい騒音下でも確実な相互連絡が可能になります。又、咽喉マイク&イヤホン等音声を喉の振動から拾うオプションも用意されています。工場や建設現場、強風域で使用される場合には設定しておきたい機能です。
秘話機能
多くのトランシーバーは周波数を共用する形で使用されています。トランシーバーは同一のチャンネルを設定することで通話することができますが共用周波数なのでチャンネルを設定しただけでは他人に通話内容が聞かれてしまう可能性があります。ユーザーコードや秘話コードを設定することで他人に通話を聞かれる可能性は劇的に低くなります。必ず設定しておきたい機能です。
転倒・衝撃検知機能
トランシーバーの中に加速度センサーが内蔵されており作業時に設定角度以上、一定時間以上傾いていると自動的に緊急情報を送信し非常事態を知らせます。工場や警備等で若しくは一人作業をする業種には使用したい機能です。
イヤホン断線検知機能
自動的にイヤホン断線検知を行います。断線していると音で知らせます。
デユアルオペレーション機能
トランシーバーはチャンネルを変更することでグループ分けできますが異なるチャンネルとの通信はチヤンネルを手動で変更する必要がありました。デユアルオペレーション機能は予め設定した2つのチャンネルを交互に自動的に受信する機能です。送信は他のキーをサブ送信ボタンに設定することで簡単に異なるグループへ簡単に送信することが可能になります。管理者が2系統の通話をスムースにしたい場合にはお勧めの機能です。
緊急通報機能
緊急な状況が発生した場合に緊急状態であることを知らせることができる機能です。
『警報音のみ』『警報音+発報』『発報のみ』『周囲の音声を送信』などから動作を選択し
作動させることができます。
まとめ
ランシーバーを購入する場合にはご使用される環境を考慮しましょう。トランシーバーの付加機能は機種ごとに異なります。音質や音量、手に持った時のフィット感などを実機で確認したい場合は是非、当社へご相談ください。